フレッツ光が遅いのは、ユーザーがどんどん増加して回線が混雑しているのが原因です。
では、解決策はないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。この記事は、フレッツ光の通信速度を速くする方法をお伝えします。
もくじ
フレッツ光の高速化にトライ! スピードを速くする10(+1)の方法
フレッツ光が遅い原因は、大きく分けて3つあります。
ひとつは、スマホやパソコンなどの端末が原因の場合。もうひとつは、ケーブルやWi-Fiなど接続環境。そして、3つ目は、回線の接続状況です。
- スマホやパソコンなどの端末機器
- ケーブルやWi-Fiなどの接続環境
- ONUなどの回線接続状況
↓ 原因がどこにあるかのイメージ図
引用:NTT東日本公式HP
それではさっそく、フレッツ光の速度を改善する方法をご紹介しましょう。
機器(ONU)を再起動する
まずは、上の図で一番右にある機器(ONU)を再起動してみましょう。案外これで治る場合が少なくありません。
- 配線の抜け・緩みがないかを確認した後、電源オン状態を確認する
- インターネット機器接続の電源プラグを抜く
- 10秒ほど待った後、再び電源プラグをつなぐ
- 電源プラグをつないだ状態で約2分待つ
- スマホやパソコンなどを再起動し、インターネットに接続できるか確認する
電源プラグをつないだ時に、全てのランプが一斉に点灯し、その後全ランプが消灯します。
さらに、機器が正常な状態に戻るまでには2分くらいかかるので、しばらく待ちましょう。
スマホやパソコンなどがインターネットに接続されていることが確認できれば、スピードテストを行います。
スピードテストは、ネット上のスピードテストアプリを使っても良いし、それ以外の方法でも構いません。
具体的には、あなたがスマホやパソコンでやりたいことをやってみる。それだけです。
たとえば、YouTubeの動画を見たい場合は、実際にYouTube動画を見てみましょう。
カクカクしたり止まったりせずスムーズに視聴できるなら、速度改善は成功です。YouTube動画を思いっきりお楽しみください。
通信障害が起きてないか確認しよう
突然速度が遅くなった場合は、フレッツ光で通信障害が起きている可能性があります。
通信障害が起こると、インターネットに接続できなくなったり、速度が極端に遅くなったりする現象が起こります。
通信障害の有無は、東西NTTのサイトや電話で確認することができます。問い合わせ先は下のとおり。
- NTT東日本を電話で確認:0120-000-113(24時間対応)
- NTT東日本をネットで確認:故障情報サイトへ
- NTT西日本を電話で確認:0120-248995(24時間対応)
- NTT東日本をネットで確認:故障情報サイトへ
↓ リアルで速いユーザーの声
#DOCOMO スマホ通信障害#DOCOMO光 通信障害#フレッツ光 通信障害
ナウなんだが、、、埼玉やぞ( ゚皿゚) pic.twitter.com/tI88bPCLbK— Aki☆革命児 (@ikeyama81) June 4, 2020
もし通信障害が起きてたら、あなたにできることはありません。障害が解消するまで待ちましょう。
ただ、通信障害は、スポット的に、断続的に発生する不具合なので、決まったエリアや決まった時間帯に起きるものではありません。
あくまで、「突然に」遅くなったり、繋がらなくなったりする現象です。
使ってるスマホやパソコンのスペックを上げる
使っているスマホやパソコンなどによっては、高速通信の負荷に耐えられない場合があります。
はじめは問題なくても、負荷がかかり続けることで次第に表示速度が遅くなってくるのです。
この現象は、スマホやパソコンの処理速度やメモリー容量、ハードディスク(またはSSD)のアクセススピード等が原因で表示速度が遅くなることがあります。
パソコンだと、メモリーの増設やハードディスク(またはSSD)を最適化することで改善することがあります。
↓ microSDカードを8GBから256GB(class10)に替えると動作が爆速に
3年前に買ったXperia Z5にずっと8GBのmicroSDカードを入れていた。
最近動作が遅くなってきて、買い替え時かと思っていた。
さっき256GB class10のmicroSDカードに入れ替えてみた。
全てのアプリの立ち上がりと動作が圧倒的に速くなった。
ナニコレ!!!
まるで新品のスマホみたいじゃないか— nichibotxu (@nichibotxu) September 20, 2018
あと、OSによっては、高速回線を想定されてないものもあるので、光回線にしても通信速度が速くならないことがあります。
ざっくりいうと、古いスマホやパソコンは、光回線の規格に対応し切れず速くならないケースがあると言えるでしょうか。
常駐プログラムの整理をする
セキュリティーソフトなど、スマホやパソコンの常駐プログラムが通信速度に影響することがあります。
セキュリティーソフトは、スマホやパソコンにアクセスしてくる信号に危険がないか常時チェックする必要があります。
そのため、必然的に通信速度が遅くなる可能性があるのです。
また、常駐プログラムがいくつもある場合は、通信環境やパソコンに過大な負荷をかけることにもつながります。
常駐プログラムを整理して、不要なものは終了させるなどすると、通信速度が改善されることがあります。
↓ 常駐アプリの整理はスマホのサクサク化に有効
いらないアプリとか常駐アプリ整理したらスマホ軽くなった
これで第五人格のシェアでTwitter開いても落ちない(笑)— グーネンちゃん (@Guutilainen) August 23, 2019
常駐させると素早く立ち上ってサクサク使えるので便利ですが、その分スマホやパソコンには負荷がかかり、ブラウジングが重くなった結果、インターネットが遅くなることも。
不要な常駐プログラムを整理することで快適なネット環境が整うなら、やらない手はないですよね。
周辺機器のスペックを光回線対応にする
どんなに速いインターネット回線の環境を整えても、周辺機器のスペックが低いままだと本来のスピードを出すことができません。
先ほど触れたように、スマホやパソコンはもちろん、有線接続ならLANポートやLANケーブル、Wi-Fiなら無線LANなど、いずれも規格にあったものを使う必要があります。
それでは、高速通信に必要な周辺機器のスペックを見ていきましょう。
LANケーブルはCAT6がおすすめ
光回線で使うLANケーブルは、CAT6規格がおすすめです。それ以下だと速度が出ないし、それ以上ならオーバースペックに。
- CAT5:最大100Mbps
- CAT5e:最大1Gbps
- CAT6:最大1Gbps
- CAT7:最大10Gbps
- CAT8:最大40Gbps
フレッツ光クロスやauひかりホームⅩの10GbpsコースならCAT7のケーブルが適しているということですね。
無線LANルーターは最新規格のIEEE802.11acにしよう
無線LANルーターも、時代とともに進化して高速化しています。
ということは、昔の無線LANルーターを大事に使ってると、高速通信のネックになっている可能性が。
無線LANルーターの規格と最大速度は次のとおりです。
- IEEE802.11b:最大11Mbps
- IEEE802.11g:最大54Mbps
- IEEE802.11a:最大54Mbps
- IEEE802.11n:最大600Mbps
- IEEE802.11ad:最大6.8Gbps
- IEEE802.11ac:最大6.9Gbps
馴染みがないと拒否反応が出そうですよね。でも大丈夫。規格表示はIEEE802.11まで同じで、最後のアルファベットが違うだけです。
しかも、製品を選ぶときには、箱などに「最大◯◯bps」と書かれていることが多いので迷うこともないはず。
もし新しく無線LANルーターを買うならIEEE802.11acタイプをお勧めします。2020年に始まった5Gにも対応していて高性能だし、長く使えるからです。
今でこそ、光回線のスピードは1Gbpsが主流ですが、すでにフレッツ光もauひかりも10Gbpsサービスが開始されていて、エリアは随時広がっていく予定です。
Wi-Fi(無線LAN)機器の設置状況を改善しよう
Wi-Fiは無線の電波を送受信してインターネット通信を行います。そのため、いかに電波状態を良好に保つかが速度を出すカギになります。
そこで、電波が届きやすい環境を作るための工夫を紹介します。
ホームゲートウェイの場所を変えてみよう
ホームゲートウェイを設置しているなら、置き場所を替えると通信速度が速くなる場合があります。
↓ ホームゲートウェイ
引用:NTT西日本公式HP
- 壁から離れた場所に設置
- 他の無線機器と離して設置
- モニターやテレビから離して設置
- 解放された空間に設置
ホームゲートウェイを壁際や扉を閉めた棚の中に置くと、電波が遮られて速度低下の原因になります。
また、電子レンジやコードレスのキーボード、マウスなどの電波干渉によっても、通信速度が落ちる場合があるので要注意です。
Wi-Fi(無線LAN)の電波は、設置環境や周囲の機器の影響を強く受けてしまいます。通信環境の良い場所へのホームゲートウェイの設置は、通信速度アップの簡単でコスパのいい改善でもあります。
- ホームゲートウェイの向きを変えてみる
- 周囲にモノが無い場所に置いてみる
- できるだけ家の中心に移動させる
たったこれだけで通信速度が速くなったら「儲けもん」ですね。
引っかかるところをなくそう
これまでのまとめになりますが、どこか1カ所でも引っかかると通信速度は遅くなってしまいます。
もういちど、ポイントをおさらいしましょう。
端末、接続環境、回線接続環境をすべて整えることで本来の通信速度を実現できるのです。
引用:NTT東日本公式HP
この通信環境を、フレッツ光のサービスにあてはめて見てみましょう。
フレッツ光には2種類のサービスがあり、1Gbpsのフレッツ光「隼(はやぶさ)」と10Gbpsのフレッツ光「クロス」です。
また、「隼(はやぶさ)」というのはNTT西日本でのサービス名で、NTT東日本だと「ギガラインタイプ」という名称になります。
それぞれのサービスに対応した規格(=速さ)は下の表のとおりです。
引用:NTT西日本公式HP
×:対応なし
△:利用できるが、最大通信速度は出ない
○:最大通信速度に対応
より高速のサービスに乗り換える
たとえば、光回線でも初期の頃からのユーザーなら、「フレッツ光ライト」というプランに加入されてる方も多いと思われます。
フレッツ光ライトの通信速度は、上下とも最大200mbps。今の標準的な光回線の5分の1の速度です。
もしフレッツ光ライトでの利用で満足な速度が出ない場合は、より高速通信が可能なフレッツ光ネクスト(1Gbps)やフレッツ光クロス(10Gbps)への切り替えも検討の余地があるでしょう。
高速接続のIPv6サービスを使おう
むずかしい話は抜きにして、IPv6接続にすると劇的に通信速度が改善されます。これは新しい方式で、とにかく速いのがウリです。
ただ、まだまだ成熟途中なので、IPv6の取り扱いがないプロバイダや、IPv6方式だと見れないサイトがあるのがデメリットです。
IPv6接続を導入する場合は、以上の点に注意しましょう。
混雑が比較的少ない光回線に乗り換える
フレッツ光の遅さに我慢できないなら、いっそのこと他の回線事業者に乗り換えるという方法もあります。
フレッツ光以外の主な事業者には、auひかりとNURO光があります。その中でもauひかりがおすすめなんですが、その理由は後ほど。
フレッツ光が遅い原因は、単純にフレッツ光の契約者がめちゃくちゃ多いことです。
道路に例えると分かりやすいと思いますが、同じ道幅の道路だと、ユーザー(自動車)が多いと渋滞するのは当然です。
そして、その逆もしかり。同じ道幅でユーザー(自動車)が少ないと混雑知らずでスイスイ流れるというわけです。
フレッツ光はNTTの光ファイバーケーブルを使っていて、ドコモ光とかソフトバンク光とかは、全て同じフレッツ光の回線を使っています。
逆に、auひかりはKDDIの専用回線を使っていて、しかもフレッツ光よりユーザーが少ないので、ガラガラの高速道路を走ってるようなイメージです。
しかも、通常の1Gbpsに加えて10Gbpsコースもあるので、auひかりなら速度に関しては鬼に金棒です。
NURO光は2Gbpsで、フレッツ光の2倍の速度で、しかもユーザー数はフレッツ光よりかなり少ないので、こちらも速度低下の危険はフレッツ光よりかなり低いです。
ただ、NURO光はサービス提供範囲が狭いのが最大のデメリットです。もしサービスエリア内なら検討しても良いかもしれません。
あと、ユーザー数が少ない光回線といえば、地元の電力会社系やケーブルテレビ系の業者がありますが、ここでは割愛させていただきます。
フレッツ光が遅い理由〜不都合な真実〜
フレッツ光は1Gbpsの通信速度ですが、「遅い! 」という怨嗟にも聞こえる叫びが数多くみられます。
↓ 動画見れないなら光回線の意味が・・・
フレッツ光の速度めっちゃ遅い。動画が止まる止まる。せっかく工事費かけたのに
— r_kp (@rkp93501098) June 11, 2020
↓ ダントツ1番の「遅さ」! ・・・ショボ〜ン。
ADSL > WiMAX > フレッツ光
と使ってきて一番遅いのはフレッツ光。たまにISDN並みの128kbpsも叩き出す。
— 抹茶 (@matchauma) June 11, 2020
↓ 史上最遅? 0.00Mbps
ついに家のフレッツ光が0.00Mbpsを測定して早2日
この状態で金を取ろうなんてふざけ倒してるんで、明日凸るしかない
流石にそろそろ怒って良いよな?遅いってレベルじゃねぇ。繋がらねぇ。
— ユウ@ゆとりCE (@ce_yutori) June 11, 2020
しかも、速度が遅くなることは、NTTも公式に認めているんです。
お客さまのパソコンからインターネット上の通信相手(ウェブサイトなど)に至る経路で、曜日や時間帯、一時的な要因で混雑が発生し、通信速度があがらないことがあります。
引用:NTT西日本公式HP
実は、フレッツ光は、1Gbpsどころか、速度がいくら遅くても契約上はまったく問題ないんです。
というのも、フレッツ光は通信速度についてベストエフォート方式を採用しているからなんです。
簡単にいうと「最大1Gbpsだけど、いろんな都合でそれ以下の速度にもなるよ」というサービスなんです。だから、どんなに遅くても契約違反にならないというわけ。
そのことは契約書にも書かれてるし、公式サイトでもきちんと説明されてます。
本サービスはベストエフォート型のサービスであり、最低通信速度は保証されておりません。また、一般的な通信速度については、お客さまのご利用環境、ご利用時のネットワーク、サーバー等の混雑状況等、様々な要因により影響を受けますので一概には申し上げかねます。
引用:NTT東日本公式HP
ただ、フレッツ光だけがこのようなサービス提供をしているわけではありません。というか、ほとんどの光回線はこのベストエフォート方式です。
光回線をはじめ、インターネット回線を引くには非常に高額の資金が必要で、みんながワリカンでそれを使っているようなイメージです。
だから、光回線を使ってる人が少ない曜日や時間帯はサクサク速いし、みんなが使う時間帯だと、逆にモッサリ遅くなるというわけです。
では、高速で安定したインターネット環境を手にすることは絶対にできないのでしょうか?
あきらめきれない人限定。フレッツ光を高速化する禁断の方法
実はあるんです。高速大容量の通信速度を確保した光回線のインターネット環境が。もちろん、契約すればあなたにも手に入ります。
それは、帯域保証と呼ばれるサービスです。
ベストエフォート方式は、光回線をみんなで使う方法でしたが、帯域保証は光回線の帯域を保証してくれるサービスなんです。
分かりやすくいうと、光回線の一部があなた専用に割り当てられるので速度の低下が起こらないというサービスです。
ただし、料金はかなり割高です。
これは一例ですが、通常の光回線が1Gbpsで1ヶ月5,000円前後なのに対して、100Mbpsで1ヶ月30万円以上という価格のところもあ。
しかも、これは基本料金なので、月額料金はさらに高額になります。
とても個人で契約するサービスじゃないですよね。
それもそのはず。帯域保証は法人を対象にしたサービスなんです。
会社によっては、混雑が原因での速度低下が起こると大損する企業もあります。そういった会社は、リスク管理として高額の帯域保証を契約してもペイできるというわけです。
でも、あきらめるのはまだ早いです。個人でも、安定したフレッツ光を使える場合があるんです。
それが、フレッツ光SOHO。
個人事業主向けのサービスになりますが、契約には法人登記の必要はありません。屋号さえあればOK。
それでいて、個人向けのフレッツ光より手厚いサポートが受けられるので、トラブルの時などの安心度合いが段違いです。
しかも、光コラボと違ってNTTの直営サービスだから、フレッツ光はトラブル時に直接NTTに問い合わせることが可能です。
最近は副業を後押しする流れもあって、なんらかの副収入を得ている人が少なくありません。
もし当てはまるなら、フレッツ光SOHOを検討してみてはいかがでしょう?
しかも、今なら、光コラボへの転用(引越し)ならいろんな特典が用意されてるので、「フレッツ光SOHO失敗した!」というときでも、ほぼ負担を感じることなく光回線の事業者を変えられます。
まとめ
- フレッツ光が遅いときは10の方法で改善しよう
- フレッツ光はユーザーが増えすぎて、遅くなる場合が出てきた
- 禁断の帯域保証コースなら速度が確保できる(でも高価)
ADSLの次世代ネットワークとして普及が広がる光回線。その中でもフレッツ光は、名実ともにシェアナンバーワン。
ユーザーの爆増から、かえって「遅い!」と批判されやすい現状ですが、それを踏まえて、あなたのベストな光回線にたどり着くことをお祈りします。
家の光回線、高いお金払って損していることに気づいていませんか?
光回線を「なーーーーーんにも考えずに契約しちゃった!!」って方いませんか?または、今からどこでもいいから適当に光に入っちゃおうって考えている方。正直、すごくすごく損ですよ。ありえないくらい損してます。
なぜなら、キャンペーンを実施している会社によって金額が桁違いに全然違うからです。
でも大丈夫です。今から光回線に入ろうとしている人も、料金が高いから乗り換えたいって人にも超役に立つ情報を入手しました。
この情報を知れば、光回線で間違いなく損することはなくなります。徹底的に調査してみました。